食の安全について
食の安全について
食の安全について
食の安全について
－
－
－
－輸入食品を含めた残留農薬問題を中心に－
輸入食品を含めた残留農薬問題を中心に－
輸入食品を含めた残留農薬問題を中心に－
輸入食品を含めた残留農薬問題を中心に－
(公財)科学技術交流財団知の拠点重点研究プロジェクト 統括部主幹研究員 斎藤 勲 2015.2.23 平成26年度県立健康生活科学研究所講演会
放射性物質
放射性物質
放射性物質
放射性物質
残留
残留
残留
残留農薬
農薬
農薬・
農薬
・
・
・添加物
添加物
添加物
添加物
カドミウム、ヒ素
カドミウム、ヒ素
カドミウム、ヒ素
カドミウム、ヒ素
PCBs
PCBs
PCBs
PCBs、
、
、
、Dioxin
Dioxin
Dioxin
Dioxin 等々
等々
等々
等々
大丈夫？
⇒
リスク
判断
異物
異物
異物
異物
安全性？という視点から、
安全性？という視点から、
安全性？という視点から、
安全性？という視点から、
ハザード評価＞リスク評価
ハザード評価＞リスク評価
ハザード評価＞リスク評価
ハザード評価＞リスク評価
Food Security 食品安全保障
Food Safety
食品安全
Food Defense 食品防御
安心感につながる施策は？
食の安全
食は安全
食材は長い歴史の中で淘汰されてきた
食の選択力
食品
食品
食品
食品に関わる事件が起こるたびに検査によって食品の安全性を点検する業務に
に関わる事件が起こるたびに検査によって食品の安全性を点検する業務に
に関わる事件が起こるたびに検査によって食品の安全性を点検する業務に
に関わる事件が起こるたびに検査によって食品の安全性を点検する業務に
関心がもたれ、
関心がもたれ、
関心がもたれ、
関心がもたれ、大きな社会ニーズとなる
大きな社会ニーズとなる
大きな社会ニーズとなる
大きな社会ニーズとなる。
。
。
。
この
この
この
このように、
ように、
ように、
ように、
食品中残留農薬分析は
食品中残留農薬分析は
食品中残留農薬分析は
食品中残留農薬分析は、
、社会において
、
、
社会において
社会において
社会において食
食
食の安全安心を科学的に担
食
の安全安心を科学的に担
の安全安心を科学的に担
の安全安心を科学的に担
う大きな柱の一つである
う大きな柱の一つである
う大きな柱の一つである
う大きな柱の一つである
。
。
。
。
（本来、食の安全安心は、フードチェーン全体の管理で確保される）
（本来、食の安全安心は、フードチェーン全体の管理で確保される）
（本来、食の安全安心は、フードチェーン全体の管理で確保される）
（本来、食の安全安心は、フードチェーン全体の管理で確保される）
食品の安全
食品の安全
食品の安全
食品の安全 食品衛生法が定める規格基準
食品衛生法が定める規格基準
食品衛生法が定める規格基準
食品衛生法が定める規格基準
第
第
第
第6
66
6条
条
条
条
販売などを禁止される食品及び添加物、有害・有毒
販売などを禁止される食品及び添加物、有害・有毒
販売などを禁止される食品及び添加物、有害・有毒
販売などを禁止される食品及び添加物、有害・有毒
第
第
第
第11
11
11
11条
条
条
条2
22
2項
項
項
項
（食品添加物、農薬等の規格基準）
（食品添加物、農薬等の規格基準）
（食品添加物、農薬等の規格基準）
（食品添加物、農薬等の規格基準）
3
33
3項
項
項
項
（農薬等
（農薬等
（農薬等
（農薬等 基準なし
基準なし→
基準なし
基準なし
→
→一律基準の適用）
→
一律基準の適用）
一律基準の適用）
一律基準の適用）
0.01ppm
0.01ppm
0.01ppm
0.01ppm
消費者の疑問：同じ農薬で食品により基準が異なる？？
消費者の疑問：同じ農薬で食品により基準が異なる？？
消費者の疑問：同じ農薬で食品により基準が異なる？？
消費者の疑問：同じ農薬で食品により基準が異なる？？
農薬
農薬
農薬
農薬の基準は
の基準は
の基準は作物でバラバラ
の基準は
作物でバラバラ
作物でバラバラ
作物でバラバラ
殺虫剤フィプロニル
殺虫剤フィプロニル
殺虫剤フィプロニル
殺虫剤フィプロニル 白菜
白菜
白菜
白菜0.1
0.1
0.1
0.1、
、
、
、茶
茶
茶
茶0.002ppm
0.002ppm
0.002ppm
0.002ppm
〃
〃
〃
〃 クロロピリホス
クロロピリホス
クロロピリホス アスパラガス５、ほうれん草
クロロピリホス
アスパラガス５、ほうれん草
アスパラガス５、ほうれん草
アスパラガス５、ほうれん草0.01
0.01、
0.01
0.01
、
、茶
、
茶
茶10ppm
茶
10ppm
10ppm
10ppm
除草剤クロルプロファム
除草剤クロルプロファム
除草剤クロルプロファム
除草剤クロルプロファム ばれ
ばれ
ばれ
ばれいしょ
いしょ
いしょ
いしょ50
50、
50
50
、
、
、キャベツ
キャベツ
キャベツ
キャベツ0.05ppm
0.05ppm
0.05ppm
0.05ppm
食品名 クロル
ピリホス フィプロニル マラチオン クロル プロファム
ジノテ フラン
アセタ ミプリド
アゾキシ ストロビン 米(玄米） 0.1 0.01 0.1 ― 2 ― 0.2
小麦 0.5 0.002 8 0.05 ― ― 0.3 ほうれん草 0.01 0.002 2 0.05 15 3 30 パセリ 0.01 0.1 2 ― 5 3 70 トマト 0.5 0.002 0.5 0.05 2 2 3 えだまめ 0.3 0.002 2 0.05 2 3 5 オレンジ 1 0.01 4 0.05 10 2 10 みかん 1 0.01 0.5 0.05 2 0.5 1 りんご 1 0.01 0.5 0.05 2 2 2 いちご 0.2 0.01 0.5 0.05 2 3 10 ぶどう 1 0.01 8 0.05 15 5 10 ばれいしょ 0.05 0.01 0.5 50 0.2 0.3 1
茶 10 0.002 0.5 ― 25 30 10
(ppm)
残留基準は、
残留基準は、
残留基準は、
残留基準は、作物残留試験の結果
作物残留試験の結果
作物残留試験の結果
作物残留試験の結果から設定するので基準値は同じ農薬で
から設定するので基準値は同じ農薬で
から設定するので基準値は同じ農薬で
から設定するので基準値は同じ農薬で
もバラバラ。更に海外での使用基準も参考。
もバラバラ。更に海外での使用基準も参考。
もバラバラ。更に海外での使用基準も参考。
もバラバラ。更に海外での使用基準も参考。
フィプロニルは毒性の強い農薬か？ フィプロニルは毒性の強い農薬か？ フィプロニルは毒性の強い農薬か？ フィプロニルは毒性の強い農薬か？
食品中の残留農薬基準は健康影響指標ではない。
農薬の安全性評価の結果、人が一生涯毎日食べ
続けても健康影響がない量として一日摂取許容量
ADI
が設定される。
その範囲内で、様々な農産物の標準的な散布方法
で散布された農薬の残留試験から、適切な残留濃度
が設定され、その基準値と農産物の摂取量を掛け合
わせたものの合算が、
ADI
の８０％に入るように設定
されている。
残留基準超過は健康影響が疑われる数値ではなく、
農家が適切な農薬使用をしていなかったことの反映
である。
11
条
3
項は改善指導が本来の目的であるはずが、
基準超過が販売の用に供してはいけないので回収と
なり、消費者は体に悪いからと誤解してしまう。
平成
平成
平成
平成24年度国内産農産物における農薬の使用状況及
年度国内産農産物における農薬の使用状況及
年度国内産農産物における農薬の使用状況及
年度国内産農産物における農薬の使用状況及
び残留状況調査
び残留状況調査
び残留状況調査
び残留状況調査結果
結果
結果
結果
農家
農家
農家
農家
4,618
戸
戸
戸
戸を
を
を
を対象に農薬の使用状況調査。
対象に農薬の使用状況調査。
対象に農薬の使用状況調査。
対象に農薬の使用状況調査。
0.4
％に
％に
％に
％にさやいん
さやいん
さやいんげ
さやいん
げ
げ
げ
ん
ん
ん
ん、にんじん、ねぎ、に
、にんじん、ねぎ、に
、にんじん、ねぎ、に
、にんじん、ねぎ、にら
ら
ら
ら等で不適切な使用方法
等で不適切な使用方法
等で不適切な使用方法
等で不適切な使用方法
(
適用外、使用
適用外、使用
適用外、使用
適用外、使用
時期、使用回数、希釈倍数等
時期、使用回数、希釈倍数等
時期、使用回数、希釈倍数等
時期、使用回数、希釈倍数等
)
、
、
、
、
H15
スタート時の
スタート時の
スタート時の
スタート時の
1/3
～
～
～
～
1/10
に減
に減
に減
に減
少。
少。
少。
少。
1,197
検体（穀類及び豆類（
検体（穀類及び豆類（
検体（穀類及び豆類（
検体（穀類及び豆類（
154
検体）、野菜及び果実（
検体）、野菜及び果実（
検体）、野菜及び果実（
検体）、野菜及び果実（
1,043
検
検
検
検
体）
体）
体）
体））について残留農薬検査。
）について残留農薬検査。
）について残留農薬検査。
）について残留農薬検査。検査対象農薬は
検査対象農薬は
検査対象農薬は
検査対象農薬は
136
種類
種類
種類
種類
。
6111
試料検体
試料検体
試料検体
試料検体
(
延べ）
延べ）
延べ）
延べ）中
中
中
中
897
検体
検体
検体
検体
(
延べ
延べ
延べ
延べ
)14.7
％から
％から
％から
％から農薬検出（
農薬検出（
農薬検出（
農薬検出（
70
種類）
種類）
種類）
種類）、うち
、うち
、うち
、うち
2
検体が残留基準超過。
検体が残留基準超過。
検体が残留基準超過。
検体が残留基準超過。
違反事例：
違反事例：
違反事例：
違反事例：
レタス
レタス
レタス
レタス プロシミドン
プロシミドン
プロシミドン
プロシミドン
7ppm
（基準
（基準
（基準
（基準
5ppm
、
、
、
、
THI 7
日）：隣家で収穫
日）：隣家で収穫
日）：隣家で収穫
日）：隣家で収穫
直前に使用。
直前に使用。
直前に使用。
直前に使用。
にら
にら
にら
検出農薬の中で、残留基準を超過した、、に、、にににらのらのらのらのクレソキシムメチル（検出値クレソキシムメチル（検出値クレソキシムメチル（検出値クレソキシムメチル（検出値70ppm／基準 値30ppm）についての農水省の考察を紹介。
保健所 保健所保健所
保健所等の説明等の説明等の説明等の説明ならならならなら ⇒ にらを毎日282g（19.8㎎÷0.07㎎／g）一生涯食べ続けてもADIを 超えることはないので健康に影響はありません。
農水省 農水省農水省
農水省のののの説明説明説明説明 ⇒ ADIから計算した最大許容量は19.8㎎／人／日。全農産物からの推定 摂取量はADIの10.8％、今回のにらを平均摂取量2g／人／日／人／日／人／日／人／日食べると超過摂取量はADIの 0.4％で、合計ADIの11.2％となり、と健康に影響を及ぼすおそれはない。
にらを2g食べる！ 農水の科学的な説明 ＜＜ 保健所の違反事例説明
⇒ 本来は両方とも実情を説明はしていない。
こんなイレギュラーなにら（クレソキシムメチルの平均値3.39ppm）はめぐりあうのがまれで ある。こういった一過性の摂取については、急性毒性評価指標のARfD（急性参照用量、ま だ国内では設定が少ないが今後設定されていく予定）が適している。
クレソキシムメチルの場合はどうだろう。クレソキシムメチルはJMPRで1998年ARfD設定の 必要なしnot necessary とされた。必要ないとはどういうこと？（JMPR では安全側に立って、 一過性の摂取による動物試験における無毒性量500㎎／㎏（カットオフ値）より大きいもの
は、ヒトの健康への悪影響の懸念がない又は極めて低いと考えられ、ARfDの設定は必要な
しとなっている） ではどう ではどうではどう
ではどうするのかするのかするのかするのか？？？？ ⇒ 無毒性量500㎎／㎏に安全係数1／100をかけた5㎎／㎏を仮に ARｆDのようなものとして使うと、体重20㎏の子供が1.4㎏（5㎎×20㎏÷0.07㎎／g）というあ りえない量のにらを食べたらその量に達する計算となり、当然健康影響への懸念もなく、あ まり意味のない心配をしていたかなという判断ができる。
今後の毒性判断
今後の毒性判断
今後の毒性判断
今後の毒性判断の
の
の基本となって
の
基本となって
基本となって
基本となっていく。
いく。
いく。
いく。
斎藤の考え方：
斎藤の考え方：
斎藤の考え方：
斎藤の考え方：
検出濃度（平均値）の残留基準に対する割合（％）
検出濃度（平均値）の残留基準に対する割合（％）
検出濃度（平均値）の残留基準に対する割合（％）
検出濃度（平均値）の残留基準に対する割合（％）
農薬名 農産物 最高値 平均値 残留基準 割合% アセタミプリド イチゴ 0.26 0.047 3 1.6
〃 ニラ 3 0.273 5 5.5 〃 しゅんぎく 2 0.239 5 4.8 〃 ナシ 0.16 0.048 2 2.4 アゾキシストロビン ニラ 3 0.409 70 0.6 〃 しゅんぎく 13 1.352 30 4.5 イミダクロプリド ほうれん草 6.2 0.497 15 3.3 〃 もも 0.06 0.029 0.5 5.8 エトフェンプロックス えだまめ 0.73 0.153 5 3.1 キャプタン ナシ 0.29 0.023 25 0.1 クレソキシムメチル ニラ 70 3.39 30 11.3 〃 イチゴ 0.18 0.067 5 1.3 〃 ナシ 0.14 0.032 5 0.6 クロチアニジン ニラ 0.81 0.212 15 1.4 〃 もも 0.06 0.021 0.7 3.0 ジノテフフラン 米 0.15 0.021 2 1.1 〃 ニンジン 0.041 0.038 1 3.8 〃 はくさい 0.021 0.01 2 0.5 〃 ﾋﾟｰﾏﾝ 0.75 0.115 3 3.8 〃 ネギ 2.7 0.236 15 1.6 〃 トマト 0.099 0.016 2 0.8 〃 ナシ 0.14 0.028 1 2.8
ppm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 イプロジオン
ジフェノコナゾール フェンピロキシメート ペルメトリン エトフェンプロックス キャプタン クロルフェナピル シエノピラフェン トルフェンピラド フルジオキソニル イミダクロプリド ピリダリル シペルメトリン クロロタロニル フルベンジアミド プロシミドン ボスカリド クロチアニジン クレソキシムメチル アゾキシストロビン フルフェノクスロン、 アセタミプリド ジノテフラン
2013年農水省国内農産物からの農薬検出頻度調査結果年農水省国内農産物からの農薬検出頻度調査結果年農水省国内農産物からの農薬検出頻度調査結果年農水省国内農産物からの農薬検出頻度調査結果
1197
件検査
件検査
件検査
件検査、
、
、使用
、
使用
使用
使用される農薬は限
される農薬は限
される農薬は限
される農薬は限
られている
られている
られている
られている。
。
。
。
検出頻度：
検出頻度：
検出頻度：
検出頻度：
ネオニコチノイド系殺虫
ネオニコチノイド系殺虫
ネオニコチノイド系殺虫
ネオニコチノイド系殺虫
剤アセタミプリド（商品名モスピラ
剤アセタミプリド（商品名モスピラ
剤アセタミプリド（商品名モスピラ
剤アセタミプリド（商品名モスピラ
ン）が、イチゴでは
ン）が、イチゴでは
ン）が、イチゴでは
ン）が、イチゴでは
14
／
／
／
／
31
（検出件
（検出件
（検出件
（検出件
数／総件数）で検出率は
数／総件数）で検出率は
数／総件数）で検出率は
数／総件数）で検出率は
45
％（平
％（平
％（平
％（平
均で基準の
均で基準の
均で基準の
均で基準の
1.6
％、最高値で
％、最高値で
％、最高値で
％、最高値で
8.7
％）、に
％）、に
％）、に
％）、にら
ら
ら
ら
16
／
／
／
／
31 (52
％
％
％
％
)
である。
である。
である。
である。
殺菌剤アゾキシストロビン（アミス
殺菌剤アゾキシストロビン（アミス
殺菌剤アゾキシストロビン（アミス
殺菌剤アゾキシストロビン（アミス
ター）は、に
ター）は、に
ター）は、に
ター）は、にら
ら
ら
ら
12
／
／
／
／
23 (52
％
％
％
％
)
、
、
、
、しゅ
しゅ
しゅ
しゅ
ん
ん
ん
んぎく
ぎく
ぎく
ぎく
15
／
／
／
／
32(47
％
％
％
％
)
。
。
。
。殺虫剤エト
殺虫剤エト
殺虫剤エト
殺虫剤エト
フェンプロックス（トレボン）は、えだ
フェンプロックス（トレボン）は、えだ
フェンプロックス（トレボン）は、えだ
フェンプロックス（トレボン）は、えだ
まめ
まめ
まめ
まめ
12
／
／
／
／
21(57
％
％
％
％
)
、
、
、
、殺菌剤キャプ
殺菌剤キャプ
殺菌剤キャプ
殺菌剤キャプ
タン（オーソサイド）が、日本なし
タン（オーソサイド）が、日本なし
タン（オーソサイド）が、日本なし
タン（オーソサイド）が、日本なし
11
／
／
／
／
42
（
（（
（
26
％）
％）。
％）
％）
。
。
。
農薬名
農薬名
農薬名
農薬名
検出された主な農産物
検出された主な農産物
検出された主な農産物
検出された主な農産物
ジノテフラン
ジノテフラン
ジノテフラン
ジノテフラン
しゅんぎく
しゅんぎく
しゅんぎく
しゅんぎく
、なし、米、ネギ、メロン、もも
アセタミプリド
アセタミプリド
アセタミプリド
アセタミプリド
ニラ
ニラ
ニラ
ニラ
、イチゴ，ナシ
フルフェノクスロン、
フルフェノクスロン、
フルフェノクスロン、
フルフェノクスロン、
ほうれん草、しゅんぎく
アゾキシストロビン
アゾキシストロビン
アゾキシストロビン
アゾキシストロビン
にら、しゅんぎく
クレソキシムメチル
クレソキシムメチル
クレソキシムメチル
クレソキシムメチル
にら、しゅんぎく
にら、しゅんぎく
にら、しゅんぎく
にら、しゅんぎく
クロチアニジン
クロチアニジン
クロチアニジン
クロチアニジン
にら、もも、ねぎ
にら、もも、ねぎ
にら、もも、ねぎ
にら、もも、ねぎ
ボスカリド
ボスカリド
ボスカリド
ボスカリド
なし
なし
なし
なし
プロシミドン
プロシミドン
プロシミドン
プロシミドン
ピーマン、イチゴ
フルベンジアミド
フルベンジアミド
フルベンジアミド
フルベンジアミド
レタス、ピーマン
クロロタロニル
クロロタロニル
クロロタロニル
クロロタロニル
ピーマンナス
シペルメトリン
シペルメトリン
シペルメトリン
シペルメトリン
ニラ
ニラ
ニラ
ニラ
、ほうれん草
ピリダリル
ピリダリル
ピリダリル
ピリダリル
ネギ、ピーマン
イミダクロプリド
イミダクロプリド
イミダクロプリド
イミダクロプリド
ほうれん草、しゅんぎく
シエノピラフェン
シエノピラフェン
シエノピラフェン
シエノピラフェン
イチゴ
イチゴ
イチゴ
イチゴ
エトフェンプロックス
エトフェンプロックス
エトフェンプロックス
エトフェンプロックス
えだまめ
えだまめ
えだまめ
えだまめ
キャプタン
キャプタン
キャプタン
キャプタン
なし
なし
なし
なし
異
文
化
異
文
化
異
文
化
異
文
化
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
農薬名 農薬名農薬名
農薬名 商品名商品名商品名商品名 クロルフェナピル
クロルフェナピル クロルフェナピル
クロルフェナピル コテツコテツコテツコテツ ビフェントリン
ビフェントリンビフェントリン
ビフェントリン テルスターテルスターテルスターテルスター フルベンジアミド
フルベンジアミド フルベンジアミド
フルベンジアミド フェニックスフェニックスフェニックスフェニックス クロラントラニリプロール
クロラントラニリプロール クロラントラニリプロール
クロラントラニリプロール サルコムサルコムサルコムサルコム エマメクチン
エマメクチン エマメクチン
エマメクチン アファームアファームアファームアファーム ププロフェジン
ププロフェジン ププロフェジン
ププロフェジン アプロードアプロードアプロードアプロード ピリプロキシフェン
ピリプロキシフェン ピリプロキシフェン
ピリプロキシフェン プルートMCプルートMCプルートMCプルートMC フロニカミド
フロニカミド フロニカミド
フロニカミド ウララＤＦウララＤＦウララＤＦウララＤＦ ジノテフラン
ジノテフラン ジノテフラン
ジノテフラン スタークルスタークルスタークルスタークル チアクロプリド
チアクロプリド チアクロプリド
チアクロプリド バリアードバリアードバリアードバリアード スピロメシフェン
スピロメシフェン スピロメシフェン
スピロメシフェン ダニゲッターダニゲッターダニゲッターダニゲッター スピロジクロエン
スピロジクロエンスピロジクロエン
スピロジクロエン ダニエモンダニエモンダニエモンダニエモン シフルメトフェン
シフルメトフェンシフルメトフェン
シフルメトフェン ダニサラバダニサラバダニサラバダニサラバ エトキサゾール
エトキサゾール エトキサゾール
エトキサゾール バロックバロックバロックバロック ビフェナゼート
ビフェナゼート ビフェナゼート
ビフェナゼート マイトコーネマイトコーネマイトコーネマイトコーネ ミルベメクチン
ミルベメクチンミルベメクチン
ミルベメクチン ミルベノックミルベノックミルベノックミルベノック フルフェノクスロン
フルフェノクスロン フルフェノクスロン
フルフェノクスロン カスケードカスケードカスケードカスケード アセタミプリド
アセタミプリドアセタミプリド
アセタミプリド モスピランモスピランモスピランモスピラン ルフェヌロン
ルフェヌロン ルフェヌロン
ルフェヌロン マッチマッチマッチマッチ プロピネブ
プロピネブプロピネブ
プロピネブ アントラコールアントラコールアントラコールアントラコール アゾキシストロビン
アゾキシストロビン アゾキシストロビン
アゾキシストロビン アミスターアミスターアミスターアミスター クレソキシムメチル
クレソキシムメチル クレソキシムメチル
クレソキシムメチル ストロビーストロビーストロビーストロビー イプロジオン
イプロジオンイプロジオン
イプロジオン ロブラールロブラールロブラールロブラール フルジオキソニル
フルジオキソニルフルジオキソニル
フルジオキソニル セイピアーセイピアーセイピアーセイピアー ピメトロジン
ピメトロジン ピメトロジン
ピメトロジン チェスチェスチェスチェス ヘキシチアゾックス
ヘキシチアゾックス ヘキシチアゾックス
ヘキシチアゾックス ニッソランニッソランニッソランニッソラン メパニピリム
メパニピリム メパニピリム
メパニピリム フルピカフルピカフルピカフルピカ ホスチアゼート
ホスチアゼート ホスチアゼート
ホスチアゼート ネマトリンネマトリンネマトリンネマトリン ピリフルキナゾン
ピリフルキナゾン ピリフルキナゾン
ピリフルキナゾン コルトコルトコルトコルト
散布 散布 散布
散布
開花
開花
開花
開花
散布農薬散布農薬散布農薬散布農薬 分析結果分析結果分析結果分析結果収穫
収穫
収穫
収穫
555
5月末月末月末月末 ジフェノコナゾール（スコアジフェノコナゾール（スコアMZジフェノコナゾール（スコアジフェノコナゾール（スコアMZ）MZMZ））） 検出せず検出せず検出せず検出せず
6 66
6月中旬月中旬月中旬月中旬 ジフェノコナゾール（スコアジフェノコナゾール（スコアジフェノコナゾール（スコアジフェノコナゾール（スコアMZMZ）MZMZ））） 検出せず検出せず検出せず検出せず クロルピリホス（ダースバン）
クロルピリホス（ダースバン）クロルピリホス（ダースバン）
クロルピリホス（ダースバン） 検出せず検出せず検出せず検出せず
6 6 6
6 月末月末月末月末 クロチアニジン（ダントツ）クロチアニジン（ダントツ）クロチアニジン（ダントツ）クロチアニジン（ダントツ） 検出せず検出せず検出せず検出せず
7 77
7月中旬月中旬月中旬月中旬 シハロトリン（サイハロン）シハロトリン（サイハロン）シハロトリン（サイハロン）シハロトリン（サイハロン） 0.01ppm/0.4ppm0.01ppm/0.4ppm0.01ppm/0.4ppm0.01ppm/0.4ppm
8 88
8月初旬月初旬月初旬月初旬 キャプタン（アリエッティＣキャプタン（アリエッティＣキャプタン（アリエッティＣキャプタン（アリエッティＣ＊＊＊＊）））） 0.01ppm/5ppm0.01ppm/5ppm0.01ppm/5ppm0.01ppm/5ppm
アセタミプリド（モスピラン） アセタミプリド（モスピラン） アセタミプリド（モスピラン）
アセタミプリド（モスピラン） 0.05ppm/5ppm0.05ppm/5ppm0.05ppm/5ppm0.05ppm/5ppm
8 88
8月下旬月下旬月下旬月下旬 クレソキシムメチル（ストロビー）クレソキシムメチル（ストロビー）クレソキシムメチル（ストロビー）クレソキシムメチル（ストロビー） 0.02ppm/5ppm0.02ppm/5ppm0.02ppm/5ppm0.02ppm/5ppm
9 99
9月初旬月初旬月初旬月初旬 トリフロキシストロビン（フリント）トリフロキシストロビン（フリント）トリフロキシストロビン（フリント）トリフロキシストロビン（フリント） 0.04ppm/3ppm0.04ppm/3ppm0.04ppm/3ppm0.04ppm/3ppm
９月中旬 ９月中旬 ９月中旬
９月中旬 /○○ppmは残留基準
＊キャプタン・ホセチル合剤
りんご
りんご
りんご
りんごに農薬を散布するとどんな風に残留するのか。
に農薬を散布するとどんな風に残留するのか。
に農薬を散布するとどんな風に残留するのか。
に農薬を散布するとどんな風に残留するのか。
基本的に農薬残留は収穫に近いものが残留する。
モニタリングは実態を明らかにする。
経時変化を見ることが大切。
農薬は適正に使用され農業生産に寄与する有効
な農業資材であるが、いろいろな農薬がいろいろな
場面で使用される中、使用状況を適切に把握し評
価できる体制はできているが、食の安全安心に直接
繋がっている状況でもなく、検査結果の有効活用、
理解の面ではまだまだ課題を抱えている
1981 1984 1987 1990 1993 1996 1999 2002 2005 2008
米 雑 穀 ・芋 豆
野 菜 ・海 草 魚介 肉・卵
乳 ・乳 製 品0.0
0.2 0.4 0.6 0.8 1.0
総BHC（T-HCH）の年次推移
キ
ャ
プ
タ
ン
ク
ロ
ロ
タ
ロ
ニ
ル
イ
プ
ロ
ジ
オ
ン
プ
ロ
シ
ミ
ド
ン
E
P
N
シ
ペ
ル
メ
ト
リ
ン
デ
ィ
ル
ド
リ
ン
茹でる 揚げる 0
20 40 60 80 100
除
去
率
％
農薬の調理による減少（小松菜等）
農薬の調理による減少（小松菜等）
農薬の調理による減少（小松菜等）
農薬の調理による減少（小松菜等）
殺菌剤
殺菌剤
殺菌剤
殺菌剤
殺虫剤
殺虫剤
殺虫剤
殺虫剤
アグロスリン アグロスリンアグロスリン アグロスリン スミレックス スミレックス スミレックス スミレックス ロブラール ロブラール ロブラール ロブラール ダコニール ダコニールダコニール ダコニール オーソサイド オーソサイドオーソサイド オーソサイド
輸入時の検査体制の概要
輸入時の検査体制の概要
輸入時の検査体制の概要
輸入時の検査体制の概要
包括輸入禁止 包括輸入禁止 包括輸入禁止 包括輸入禁止
命令検査 命令検査 命令検査 命令検査
モニタリング検査強化 モニタリング検査強化 モニタリング検査強化 モニタリング検査強化
モニタリング検査 モニタリング検査モニタリング検査 モニタリング検査 始動検査など 始動検査など 始動検査など 始動検査など
検査率
違反の
可能性
59,543
件
55,217
件
95,598
件
平成
平成
平成
平成
25
年度
年度
年度
年度
20
万件検査
万件検査
万件検査
万件検査
219
万
万
万
万件届出
件届出
件届出
件届出
（重複除く） （重複除く）（重複除く） （重複除く）
第
6
条
31%
第
9
条
2%
第
10
条
9%
第
11
条
52%
第
18
条
5%
第
62
条
1%
違反条文 違反件数 構成比
第6条
336
31
第9条
20
1.8
第10条
98
9
第11条
568
52.4
第18条
56
5.2
第62条
7
0.6
合計
1085
100%
Ｈ
Ｈ
Ｈ
Ｈ
25
検査件数
検査件数
検査件数
検査件数
201,198
件
件
件
件
（届出の
（届出の
（届出の
（届出の
9.2
％：行政検査
％：行政検査
％：行政検査
％：行政検査
60,599
、
、
、
、
登録検査機関
登録検査機関
登録検査機関
登録検査機関
147,852
、
、
、
、外国公的
外国公的
外国公的
外国公的
検査機関
検査機関
検査機関
検査機関
4,493
）
）
）
）
違反
違反
違反
違反
1043
件（
件（
件（
件（
0.5
％）
％）
％）
％）
品目 品目 品目
品目 件数件数件数件数 重量（トン）重量（トン）重量（トン）重量（トン） 構成比（％）構成比（％）構成比（％）構成比（％）
畜産食品 20 24
10
畜産加工食品 69 120
水産食品 22 299
7
水産加工食品 159 729
農産食品（内 トウモロコシ） 329（36％） 68781（94％）
67.3
農産加工食品 211 927
その他の食料品 126 119 4.9
飲料 35 41 5.7
食品添加物 12 20 2.2
器具 51 8 2.4
容器包装 2 0 0.3
おもちゃ 7 0 0.2
品目別違反状況
品目別違反状況
品目別違反状況
各国の違反品目状況
国名国名 国名
国名 品目名品目名品目名品目名 件数件数件数件数 重量重量重量重量(トントントントン)
中華人民共和国
ユリ科野菜 3 36
野菜：冷凍食品 26 325
加熱食肉製品（加熱後包装） 4 10
魚：冷凍食品 23 133
ベトナム 水産動物:冷凍食品 25 137
切り身、むき身の鮮水産動物類（冷 凍食品含む）
16 118
タイ うるち米 14 384
ラオス コーヒー豆 2 20
インド えび類 5 74
ベルギー、スイス 洋菓子 10 . 2 0
トルコ 乾燥果実（粉類含む） 5 36
カナダ 小麦 7 724
アメリカ合衆国 トウモロコシ 119 64538
ＣＦＤＡ国家食品薬品監督管理総局
ＣＦＤＡ国家食品薬品監督管理総局
ＣＦＤＡ国家食品薬品監督管理総局
ＣＦＤＡ国家食品薬品監督管理総局
2014年第二段食品安全監督サンプリング検査（計14202企業生産の27614ロットを検査） 有害元素、カビ毒、保存料、微生物を中心に検査。
糧食及びその 糧食及びその 糧食及びその
糧食及びその製品（製品（製品（製品（66項目検査）：項目検査）：項目検査）：項目検査）：6059ロット中、37ロット（0.6％）不合格（カビ・酵母、コロ
ニー総数、大腸菌群、サルモネラ、アフラトキシンB1、デオキシニバレノール、オクラトキシ ンA、過酸化ベンゾイル、ソルビン酸、サッカリンナトリウム、サイクラミン酸、合成着色料 肉及び肉
肉及び肉 肉及び肉
肉及び肉製品製品製品（製品（（（32項目）項目）項目）項目）：2466ロット中、78ロット（3.2％）不合格。（コチニール色素、アルラ レッドAC、サンセットイエローFCF、安息香酸、ソルビン酸、コロニー総数、大腸菌群、サル モネラ、リステリアモノサイトゲネス、蛋白質、脂質、でん粉、カドミウム、過酸化物価） 野菜及びその
野菜及びその 野菜及びその
野菜及びその製品（製品（製品（製品（29項目）：項目）：項目）：項目）：370ロット中、12ロット（3.2％）不合格（カドミウム、鉛、スーダ
ンⅣ、サンセットイエローFCF、アセスルファムK、サイクラミン酸、安息香酸、ソルビン酸、大
腸菌群）。 果物及びその 果物及びその果物及びその
果物及びその製品（製品（製品（製品（35項目）項目）項目）項目）：492ロット中、13ロット（2.6％）不合格（コロニー総数、カビ、 コチニール色素、アマランス、ブリリアントブルーFCF、サイクラミン酸、二酸化硫黄）。 水産品及び水産
水産品及び水産 水産品及び水産
水産品及び水産製品（製品（製品（製品（28項目）：項目）：721項目）：項目）： ロット中、45ロット（6.2％）不合格（ソルビン酸、安息香 酸、サイクラミン酸、コロニー総数、大腸菌群、カドミウム、酸価、過酸化物価、アルミニウ ム残留量、揮発性塩基窒素）。
飲料 飲料 飲料
飲料(71項目項目）項目項目）））：：：：。4881ロット中、791ロット（16.2％）不合格＜主に水＞（コロニー総数、大腸 菌群、カビ・酵母、緑膿菌、導電率、亜硝酸塩、硝酸塩、過マンガン酸カリウム消費量、酸 素消費量、臭素酸塩、フッ化物、ストロンチウム、メタケイ酸、蛋白質、遊離二酸化炭素、
溶解性総固体、残留塩素、安息香酸、デヒドロ酢酸、サッカリンナトリウム）
青島誠誉食品検測有限 青島誠誉食品検測有限 青島誠誉食品検測有限
青島誠誉食品検測有限公司公司公司・㈱公司・㈱・㈱アジア・㈱アジアアジアアジア食食食食 品安全研究センター
品安全研究センター 品安全研究センター
品安全研究センターより情報提供より情報提供より情報提供より情報提供
その他の中国における検査情報 その他の中国における検査情報 その他の中国における検査情報 その他の中国における検査情報
山東省食薬監督管理局、サンプリング検査結果（2014年12月）
流通及び飲食サービス環節において、糧食及び加工品、食用植物油及びその製品 など18類産品、6082ロットについて検査。197ロット（3.2％）不合格。
主な不合格項目は、微生物（冷凍飲品、膨化食品、醤油漬物、調味料等）、農薬残 留（茶葉、野菜等）、動物薬残留（水産品）、食品添加剤の適用外使用（膨化食品、
醤油漬物、缶詰産品、自家製粉物製品、調味料）。
青島市食品監視で厳しい対応（2014年12月）：市場開設者は、検査不合格となった 農産品に対して、協議に厳格に基づいて廃棄処分を行い、供給者に対して１年間そ の市場における販売禁止を言い渡さなければならない。同一供給者提供による農 産品が２回不合格となった場合、３年間その市場で販売してはならない。３回不合 格となった場合は、一生その市場で販売してはならない。国家が使用禁止している 農薬、動物薬が農産品中に見つかった場合、その供給者は一生、青島の市場で販 売できない。
青島誠誉食品検測有限 青島誠誉食品検測有限 青島誠誉食品検測有限
青島誠誉食品検測有限公司公司公司・㈱公司・㈱・㈱・㈱アジアアジアアジア食アジア食食食 品安全研究センター
品安全研究センター 品安全研究センター
品安全研究センターより情報提供より情報提供より情報提供より情報提供
米国における残留農薬検査
米国における残留農薬検査
米国における残留農薬検査
米国における残留農薬検査
FDA
残留農薬モニタリングプログラム
残留農薬モニタリングプログラム
残留農薬モニタリングプログラム
残留農薬モニタリングプログラム
①
①
①
①
Regulatory Monitoring: Enforce Tolerances
Domestic – close to the point of production
Import – point of entry
Emphasis
（
Raw agricultural commodities
，
，
，
，
Foods
consumed by infants & children
）
））
）
～
～
～
～
450 pesticide chemicals
②
②
②
②
Incidence/Level Monitoring
Specific Commodity/Pesticide
③
③
③
2012
年度米国ＦＤＡ通常モニタリング結果
年度米国ＦＤＡ通常モニタリング結果
年度米国ＦＤＡ通常モニタリング結果
年度米国ＦＤＡ通常モニタリング結果
5523
サンプル
サンプル
サンプル
サンプル
（
（
（
（
1158
国内、
国内、
国内、
国内、
4365
海外）
海外）
海外）
海外）
195
種類の農薬を検出
種類の農薬を検出
種類の農薬を検出
種類の農薬を検出
/484
種類の農
種類の農
種類の農
種類の農
薬検査
薬検査
薬検査
薬検査
基準違反 基準違反 基準違反 基準違反
不検出
例年の違反率 例年の違反率 例年の違反率 例年の違反率 は国内 は国内 は国内 は国内1-2％、％、％、％、 国外 国外 国外 国外5-6％位％位％位％位
2010
年ＥＵ共同法令順守モニタリング
11
種類
12,168
件について
178
種類の農薬検査
197
件（
1.6
％）ＭＲＬ超過。
47.7
％検出、
50.7
％検出せず
例年
1.2
～
2.3
％程度のＭＲＬ超過
ＭＲＬ超過率高いもの：
oats(
麦
5.3%),
レタス
(3.4%),
イチゴ
(2.8%),
もも
(1.8%),
リンゴ
(1.3%),
梨
(1.3%)
リンゴから検出された農薬 リンゴから検出された農薬リンゴから検出された農薬 リンゴから検出された農薬 イチゴから検出された農薬
イチゴから検出された農薬 イチゴから検出された農薬 イチゴから検出された農薬
欧州では
2010 national programmes
529
種類
77,075
件（ドイツ
17,585
、イタリア
8,430
、オラン
ダ
5,183
、フランス
5,177
、英国
3,701
等）
982
農薬
（代謝物不含）
（代謝物不含）
（代謝物不含）
（代謝物不含）
を検査 野菜
328
農薬検出、果実・
種実
301
、穀類
88
。
26.6
％のサンプルは
2
種以上の農
薬検出。農薬残留率高いサンプルは肝臓、カンキツ、
イチゴ。
2.8
％ＭＲＬ超過（特に第
3
国
7.9
％）。豆、スパイス、種
実類超過率高い
他にも
英国では
、
ＰＲｉＦ
Pesticide Residues
Monitoring
Programme Dec. 2014
382 pesticides in our fruit and vegetable (984 samples of
30 different foods )
26 samples
で
MRL
超過
うち
11
件は
DDAC
（didecyldimethylammonium chloride
）
,BAC
（
benzalkonium chloride
）
MRL0.01ppm
超過。
(→0.1ppm)
実残留濃度と急性参照用量ＡＲｆＤの摂取量で評価した結果大部分
実残留濃度と急性参照用量ＡＲｆＤの摂取量で評価した結果大部分
実残留濃度と急性参照用量ＡＲｆＤの摂取量で評価した結果大部分
実残留濃度と急性参照用量ＡＲｆＤの摂取量で評価した結果大部分
の食品では食べても健康影響はないだろうが、一件のブドウの場
の食品では食べても健康影響はないだろうが、一件のブドウの場
の食品では食べても健康影響はないだろうが、一件のブドウの場
の食品では食べても健康影響はないだろうが、一件のブドウの場
合は短期影響の可能性があった
合は短期影響の可能性があった
合は短期影響の可能性があった
合は短期影響の可能性があった
。
リンゴ
リンゴ
リンゴ
リンゴ
24
件、
件、
件、
件、
334
農薬検査、
農薬検査、
農薬検査、
農薬検査、
19
サンプルから農薬（
サンプルから農薬（
サンプルから農薬（
サンプルから農薬（
2-5
農薬
農薬
農薬
農薬
/
個体）
個体）
個体）
個体）
検出、基準超過なし。
検出、基準超過なし。
検出、基準超過なし。
検出、基準超過なし。
ブドウ
ブドウ
ブドウ
ブドウ
44
件、
件、
件、
件、
334
農薬検査、エジプト産１件から
農薬検査、エジプト産１件から
農薬検査、エジプト産１件から
農薬検査、エジプト産１件から
ethephon 0.9 mg/kg
（
（
（
http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Report/EFSA_2007_Annual_Report_Pesticide%20Residue_en.pdf?ssbinary=true
2007 Annual Report on Pesticide Residues
Country Country Country
Country No. of PesticidesNo. of PesticidesNo. of PesticidesNo. of Pesticides analyzed analyzed analyzed analyzed No. of PesticidesNo. of PesticidesNo. of PesticidesNo. of Pesticides detected detected detected detected %
Iceland Iceland Iceland
Iceland 44444444 26262626 59595959 United Kingdom
United Kingdom United Kingdom
United Kingdom 204204204204 108108108108 53535353 Ireland
Ireland Ireland
Ireland 227227227227 107107107107 47474747 Sweden
Sweden Sweden
Sweden 298298298298 134134134134 45454545 Norway
Norway Norway
Norway 239239239239 111111111111 46464646 Finland
Finland Finland
Finland 252252252252 137137137137 54545454 Estonia
Estonia Estonia
Estonia 207207207207 58585858 28282828 Latvia
Latvia Latvia
Latvia 72727272 5555 7777 Lithuania
Lithuania Lithuania
Lithuania 224224224224 63636363 28282828 Poland
Poland Poland
Poland 95959595 42424242 44444444 Germany
Germany Germany
Germany 709709709709 287287287287 40404040 Netherland
Netherland Netherland
Netherland 399399399399 157157157157 39393939 Belgium
Belgium Belgium
Belgium 325325325325 125125125125 38383838 Italy
Italy Italy
Italy 322322322322 127127127127 39393939 France
France France
France 265265265265 122122122122 46464646 spain
spain spain
spain 461461461461 122122122122 26262626 Poltugal
Poltugal Poltugal
Poltugal 149149149149 47474747 32323232 Greece
Greece Greece
Greece 203203203203 65656565 32323232 Hungary
Hungary Hungary
Hungary 213213213213 99999999 46464646 Austria
Austria Austria
Austria 338338338338 135135135135 40404040 Romania
Romania Romania
Romania 93939393 42424242 45454545 Bulgaria
Bulgaria Bulgaria
Bulgaria 14141414 5555 36363636 Cyprus
Cyprus Cyprus
Cyprus 156156156156 60606060 38383838 Czech Republic
Czech Republic Czech Republic
Czech Republic 150150150150 63636363 42424242 Slovakia
Slovakia Slovakia
Slovakia 144144144144 75757575 52525252 U.S.A
U.S.A U.S.A
U.S.A 461461461461 155155155155 34343434
国内農産物の価値とは？
輸出をすると初めてその苦労が分かる。
いいものだから売れるわけではない。
ハーモナイゼーション。インポートトレランス。
どこの国も自分が生産しないものに対しては
冷
た
い。
各国の残留基準の比較 茶
各国の残留基準の比較 茶
各国の残留基準の比較 茶
各国の残留基準の比較 茶
農薬名
農薬名
農薬名
農薬名
日本
日本
日本
日本
米国
米国
米国
米国
台湾
台湾
台湾
台湾
香港
香港
香港
香港
ＥＵ
ＥＵ
ＥＵ
ＥＵ
Ｃｏｄｅｘ
Ｃｏｄｅｘ
Ｃｏｄｅｘ
Ｃｏｄｅｘ
チアメトキサム
チアメトキサム
チアメトキサム
チアメトキサム
20
20
20
20
20
20
20
20
1
11
1
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
20
シペルメトリン
シペルメトリン
シペルメトリン
シペルメトリン
20
20
20
20
--
-
-
2
22
2
15
15
15
15
0.5
0.5
0.5
0.5
15
15
15
15
イミダクロプリド
イミダクロプリド
イミダクロプリド
イミダクロプリド
10
10
10
10
22
2
2
-
--
-
-
--
-
0.05
0.05
0.05
0.05
--
-
-ブプロフェジン
ブプロフェジン
ブプロフェジン
ブプロフェジン
20
20
20
20
20
20
20
20
1
11
1
-
--
-
0.05
0.05
0.05
0.05
--
-
-フロニカミド
フロニカミド
フロニカミド
フロニカミド
40
40
40
40
--
-
-
5
55
5
-
--
-
0.05
0.05
0.05
0.05
--
-
-フルフェノクスロン
フルフェノクスロン
フルフェノクスロン
フルフェノクスロン
15
15
15
15
--
-
-
15
15
15
15
-
--
-
15
15
15
15
--
-
-クロルフェナピル
クロルフェナピル
クロルフェナピル
クロルフェナピル
40
40
40
40
0.01
0.01
0.01
0.01
2
22
2
-
--
-
50
50
50
50
--
-
-ピリフルキナゾン
ピリフルキナゾン
ピリフルキナゾン
ピリフルキナゾン
20
20
20
20
--
-
-
-
--
-
-
--
-
--
-
-
--
-
-ジノテフラン
ジノテフラン
ジノテフラン
ジノテフラン
25
25
25
25
50
50
50
50
10
10
10
10
-
--
-
0.01
0.01
0.01
0.01
--
-
-シフルメトフェン
シフルメトフェン
シフルメトフェン
シフルメトフェン
15
15
15
15
--
-
-
5
55
5
-
--
-
--
-
-
--
-
-スピロジクロフェン
スピロジクロフェン
スピロジクロフェン
スピロジクロフェン
20
20
20
20
--
-
-
5
55
5
-
--
-
0.05
0.05
0.05
0.05
--
-
-ビフェントリン
ビフェントリン
ビフェントリン
ビフェントリン
25
25
25
25
30
30
30
30
2
22
2
30
30
30
30
55
5
5
30
30
30
30
チアクロプリド
チアクロプリド
チアクロプリド
チアクロプリド
30
30
30
30
--
-
-
-
--
-
-
--
-
10
10
10
10
--
-
-フルベンジアミド
フルベンジアミド
フルベンジアミド
フルベンジアミド
40
40
40
40
--
-
-
-
--
-
50
50
50
50
0.02
0.02
0.02
0.02
50
50
50
50
ビフェナゼート
ビフェナゼート
ビフェナゼート
ビフェナゼート
22
2
2
--
-
-
-
--
-
-
-
--
0.1
0.1
0.1
0.1
--
-
-アセタミプリド
アセタミプリド
アセタミプリド
アセタミプリド
30
30
30
30
50
50
50
50
2
22
2
-
--
-
0.05
0.05
0.05
0.05
--
-
-ppm
ppm
ppm
ppm
実
際
の農薬は
危険
なのか？
2002年中国産冷凍ほうれん草事件・輸入停止まで発展
0.01ppm
（日本国内
（日本国内基準）
（日本国内
（日本国内
基準）
基準）
基準）
0.1ppm（中国残留基準（中国残留基準（中国残留基準（中国残留基準2014））））
1ppm
中国野菜は危ないというイメージ定着（結果として） 基本：法律の遵守（健康被害ではないよ！）
国内で使用する場合クロルピリホ
スの残留基準
0.5
～
1ppm
多い
当時は冷凍ほうれん草は加工食品
加工食品
加工食品
加工食品として認識
⇒
生鮮品ではないので検疫所の検査対象外
当時検疫所での検査による違反：
47
件
/659
件（
件（
件（
件（
7.1
％）
％）
％）
％）
クロルピリホス検出範囲：
0.01ppm
～
～
～
～
2.5ppm
検出の8割はこの範囲
1ppm以上は以上は以上は以上は2検体検体検体検体
報道や起こっていることの背景をきちんと理解する。 報道や起こっていることの背景をきちんと理解する。報道や起こっていることの背景をきちんと理解する。 報道や起こっていることの背景をきちんと理解する。
冷凍餃子事件 冷凍餃子事件 冷凍餃子事件
冷凍餃子事件 マルハニチロ事件マルハニチロ事件マルハニチロ事件マルハニチロ事件
原因物質 原因物質 原因物質
原因物質 メタミドホスメタミドホスメタミドホスメタミドホス マラチオンマラチオンマラチオンマラチオン
AR ARAR
ARｆｆｆｆDDDD 0.0030.0030.003㎎0.003㎎㎎㎎////㎏体重㎏体重㎏体重㎏体重 （
（（
（JMPRJMPRJMPRJMPR 0.010.010.010.01）））） 2 22
2㎎㎎㎎/㎎///㎏体重（㎏体重（㎏体重（㎏体重（JMPRJMPRJMPRJMPR））））
相談件数 相談件数 相談件数
相談件数 2381238123812381件件件件
有症者数 有症者数 有症者数
有症者数 59255925人59255925人人人 2875287528752875人人人人
検査可能残品結果 検査可能残品結果 検査可能残品結果
検査可能残品結果 994994件、不検出994994件、不検出件、不検出件、不検出
因果関係がはっきりし 因果関係がはっきりし 因果関係がはっきりし 因果関係がはっきりし
た有症者数 た有症者数 た有症者数 た有症者数
10 10 10
10人（兵庫人（兵庫人（兵庫人（兵庫3333人、千葉人、千葉人、千葉7人、千葉777人）人）人）人） ＋
＋＋ ＋4444人（中国）人（中国）人（中国）人（中国）
0 00 0人人人人
冷凍餃子事
件と
マ
ルハニチ
ロ事
件との
比較
2014/2/4現在現在現在現在
